子宮内膜が薄くて着床するか不安?PRP療法で子宮内膜の環境を改善し成功率アップ
PRP(多血小板血漿)療法は、約60年前にアメリカの整形外科医によって初めて用いられ、現在では多くの分野で応用されています。特に整形外科での応用は成熟しており、近年では婦人科や生殖医療分野への応用に関する臨床データも多数報告されています。文献によれば、PRP療法は子宮内膜の厚さや内膜環境を改善することで、子宮内膜が薄い、あるいはその他の内膜因子により体外受精で妊娠に至らなかった女性でも、胚の着床率や妊娠率を向上させる効果が期待できるとされています。
PRP療法とは?
この技術は、人体の血液中の血小板を濃縮し、物理的な技術によって自然に活性化させ、成長因子を放出させて血小板溶解液を作製します。濃縮された血小板溶解液は血漿中においてより高濃度の成長因子を含み、各種細胞や組織の修復および再生を効果的に誘発します。
PRP療法のメリット
血小板濃縮液にはより高濃度の成長因子が含まれており、現在では細胞や組織の修復および再生を促進し、さらに炎症反応を改善できることが知られています。また、注射される成長因子は患者自身の血液から作製されたものであるため、安全性が比較的高く、拒絶反応の問題を減らすこともできます。
- 安全性が高い
- 炎症反応を改善する
- 拒絶の問題を減らす
- 細胞および組織の修復と再生を促進することができる
PRP療法の適応
台湾では、PRP療法はすでに整形外科治療に広く応用されています。婦人科および生殖医療の分野では、海外ですでに多くの研究や論文によってその有用性が証明されており、特に以下のタイプの患者様に対して適用なります。
子宮内膜が薄い場合(7mm未満)
患者自身の老化や損傷により子宮内膜が薄くなり、妊娠に成功できない場合、PRP療法によって子宮内膜の薄さの問題を改善し、子宮内膜の厚さを増加させることができます。
卵巣早期機能低下がある場合
PRP療法は卵巣機能を改善することができます。国内外の研究では、PRPが卵巣機能回復の治療に使用でき、卵巣機能を向上させて採卵を成功させる目的に達することが示されています。当院でも同様の症例を対象に研究を行っており、卵巣機能の改善が確認されています。
反復性着床不成立がある場合
現在有効な治療法がない場合でも、多くの国内外の研究で、PRPが反復性着床不成立の患者の子宮内環境を大幅に改善できることが証明されています。
PRP療法による内膜増生治療の流れ
- 採血:通常40〜60ccの血液を採取します
- 遠心処理:遠心分離機を使用して処理します
- 血小板の抽出:その中から高濃度の血小板を抽出します
- 患部への注射:治療部位に注射します
新世代子宮内膜注射TCR-PRP
台湾の生殖医療に応用されるPRP治療の一般的な投与方法は「子宮腔内注入IU-PRP」であり、茂盛病院では新世代の「子宮内膜内注射TCR-PRP」を使用しています。この注射法は、患者の子宮内膜下と子宮筋層の間の複数の部位に注射を行う方法です。
2018年から2021年まで、茂盛病院での治療後の症例を見ると、子宮内膜の厚さは最大で約2〜4mm増加し、胚の着床率を高めることが示されました。また、妊娠率は53%に向上しましたが、IU-PRPの妊娠率はわずか28%でした。茂盛が採用するTCR-PRP技術の妊娠率は、IU-PRPの2倍です。