卵子提供治療
卵子提供治療とは
卵子提供とは、生殖医療センターで合法的にマッチングされた第三者の健康な女性が卵子を提供し、体外受精などの補助生殖技術(ART)を用いて、不妊であるご夫婦の妊娠・出産を支援する治療法です。高年齢の女性や卵巣機能が低下している女性にとって、妊娠成功率を大幅に高め、時間を節約できる選択肢となります。
卵子提供治療の適応となる方
1.加齢や原因不明の卵巣機能不全の方
2.先天的に卵巣での卵子発育が困難な方
3.病気や治療の影響で排卵機能が失われた方
4.遺伝性疾患により、健康な赤ちゃんを授かることが難しい方
統計によると、高年齢や早期卵巣機能低下のある女性においては、卵子提供による妊娠成功率は、自然妊娠や自身の卵子を用いた体外受精よりも高いことが分かっています。臨床データでは、40歳以上の女性の自然妊娠率は約5%に低下しますが、人工生殖の最新報告(2023年の分析)では、提供卵子を用いた新鮮胚移植129周期での出生率は58.9%、凍結胚移植2084周期での出生率は39.3%となっています。このように、卵子提供は不妊に悩む方々に新たな妊娠・出産の可能性をもたらす治療法です。

卵子提供治療を受けるための条件
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法律上の婚姻関係にある異性夫婦であること。
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妻が医学的に不妊症と診断されている場合、または重篤な遺伝性疾患を有しており、自身の卵子での妊娠が困難な状態であること。
治療の流れ
第一段階:治療初期のオンラインプロセス
- オンライン相談: 専属スタッフによる説明やご相談をお受けします。ご希望の場合は、医師による専門カウンセリングに進むことも可能です。
- 書類提出:以下をご準備ください。
- マッチング: 血液型を優先基準としてドナーマッチングを行います。マッチング完了後、卵子受贈に関する公証書の作成および国民健康署による審査に進みます。
- 卵子提供希望表
- 夫婦双方のパスポートおよび第二身分証明書
- 四親等以内の親族関係図+誓約書
- 卵子提供同意書
- 夫婦の血液型報告書
- 日本の戸籍謄本
- 台北駐在経済文化代表処(TECO)による戸籍謄本の認証
第二段階:初回訪台(滞在約3日間)
- ご夫婦の血液検査(HIV・梅毒・血液型)
- 子宮鏡検査(奥様)、精液検査(ご主人)
- 公証手続き
- 卵子解凍および受精
第三段階:二回目の訪台
- 薬剤の使用開始
- 経腟超音波検査による子宮内膜の確認(お住まいのバックアップクリニックにて)
- 胚移植
- 帰国後の妊娠判定検査



※お住まいの国で超音波検査等の実施が難しい場合は、10日間の滞在プランにて当院で必要な検査を受けていただくことが可能です。
卵子提供治療における当院の強み
- 独自の卵子バンクを保有しており、20,000個以上の卵子を保管、マッチング期間が1〜2週間と短く、迅速に対応いたします。
- 卵子解凍の成功率は95%以上を誇ります。
- 卵子提供者の平均年齢は26歳で、卵子の品質確保のため、染色体および遺伝子スクリーニング(SMA・FXSなど)を追加実施しています。
- 茂盛病院における卵子提供による体外受精の成功率は約80%に達します。(2024年の累計妊娠率は90.7%に達しています)
- 40年にわたる生殖医療の実績を持ち、台湾の生殖医学分野のパイオニアです。
- 衛生福利部の統計において、体外受精の治療周期数が毎年全国第一位を記録しており、豊富な経験を有しています。
- 海外からの体外受精症例は38カ国に及び、国際的に高い評価を得ています。
- 母国語対応の専任スタッフによる事前医療相談および来院時の付き添いサービスを全行程にわたり提供しています。