医療コラム

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子宮鏡手術後の注意事項、術後の食事と回復期のケア注意点

子宮鏡(hysteroscopy、略称HSC)は子宮内視鏡のことで、子宮鏡検査を通じて子宮腔内の病変を発見し、子宮の疾患を診断するのに役立ちます。検査中に子宮内にポリープや増殖組織などが見つかった場合、医師がさらに治療や手術が必要かどうかを評価し、これらの不良組織が子宮の健康や妊娠の可能性に影響を与えないようにします。

ここでは、子宮鏡手術後の回復期のケア、食事、注意事項について重点的に説明し、子宮鏡検査やポリープ切除後にどのような点に注意すべきかを解説します。


子宮鏡手術の回復期について

  • 子宮鏡手術後の注意事項は?
  • 子宮鏡手術後の食事で注意すべきことは?
  • 子宮鏡手術後、どのように身体をケアすればよい?

子宮鏡手術後の注意事項は?

子宮鏡手術後は外見上傷口はありませんが、手術中に静脈麻酔を行うため、術後は回復室で1~2時間休憩を取り、麻酔の効果が十分に覚めてから帰宅が可能となります。術後24時間以内は、ご自身での自動車やバイクの運転は控え、外出が必要な場合は、必ず家族の付き添いをお願いしています。

子宮鏡手術終了後、院内での観察で特に問題がなければ退院可能です。帰宅後は体調の変化に十分注意し、以下の点に注意が必要です。

  1. 帰宅後は1日程度安静にし、1か月間は重い物を持つことや激しい運動を避けてください。
  2. 術後は少量の腟出血や淡黄色の分泌物がみられることがありますが、これは正常な範囲内です。大量の出血や異臭を伴う分泌物がある場合は、受診をしてください。
  3. 術後7日間はシャワー浴とし、外陰部を清潔に保ってください。腟洗浄および性行為は控えてください。
  4. 医師より処方された薬がある場合は、指示どおりに服用してください。
  5. 腟からの大量出血、腹痛、発熱などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

子宮ポリープ切除手術後の回復期間はどのくらい?

子宮鏡手術は検査目的だけでなく、子宮内膜ポリープの切除や子宮内膜癒着の剥離などの治療にも用いられます。子宮ポリープの切除を目的とする場合は、管径の大きい硬性子宮鏡を使用し、手術は全身麻酔下で行われます。

術後は激しい運動を避け、1~2日ほど安静にしていただければ、日常生活に復帰可能です。ただし、子宮ポリープ切除術を受けた当月は胚移植を行わず、次の月経周期から妊娠の準備を開始することをおすすめします。


子宮鏡手術後の食事で注意すべきこと

  1. 栄養バランスを意識し、少量をこまめに分けて摂取する。
  2. 手術後は十分な水分補給を行う。
  3. 刺激物やアルコールを含む食品は控える。
  4. 傷口の治癒を促進するため、タンパク質を多く含む食品(乳製品、豆類、魚、卵、肉類など)を摂る。
  5. 便秘予防のため、野菜や食物繊維を多く含む果物を増やす。野菜、果物、玄米、オートミールなどを多く摂り、さつまいも、豆類、玉ねぎなどのガスがたまりやすい食品は控え、術後の腹部膨満による不快感を減らす。

子宮鏡手術後、どのように身体をケアすればよい?

  1. 生活リズムを整え、十分な睡眠を確保し、規則正しい生活を保ち、夜更かしを避ける。
  2. 気持ちを穏やかに保ち、適度にストレスを緩和し、過度な緊張が体の回復に影響しないようにする。
  3. 適度な運動を行い、徐々に運動強度を上げ、激しい運動は避ける。
  4. 月経時の状態を観察し、異常(例:出血量が多い、月経期間が長い、月経以外の出血など)があれば受診する。
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