治療ストーリー

治療ストーリー

3度の流産を乗り越え、迎えた新たな希望

南アフリカ出身で現在は台湾に暮らすSさんご夫婦。第一子を迎えるためにさまざまな検査や治療を受けてきましたが、妊娠への道のりは決して順調ではありませんでした。

「当時は、自分たちは親になれない運命なのではないかとさえ思っていました……」

お二人にとって特につらかったのは、Sさんが3度の流産を経験したことでした。

「すべてを打ちのめされたような気持ちでした。本当に心が折れそうでした。当時は台湾を離れることまで真剣に考え、実際に荷造りも始めていました。この場所には悲しい思い出が多すぎて、一度離れたいと思ったのです。」

そんな中、茂盛病院で妊娠・出産を経験した友人から、生殖医療の豊富な経験を持つ陳忠義副院長を紹介されました。

何度も悩み、考えた末に、Sさんは茂盛病院を訪れることを決意します。

「少なくとも、自分に何が起きているのか、その原因だけでも知りたかったのです。」

当時28歳だったSさんに対し、陳副院長はまず詳しい検査を実施。繰り返す流産の背景にある原因を探ることから治療が始まりました。

検査の結果、一部の免疫細胞のバランスに偏りが認められ、体内の免疫反応や炎症反応が過剰になっている可能性があることが分かりました。これまでの流産歴も踏まえ、陳副院長はさらにリウマチ・免疫科の霍安平医師を紹介。免疫の観点から改めて評価と治療を行うことになりました。この時から、お二人の妊活には新たな希望が見え始めました。

治療では、検査結果に基づいて免疫反応や炎症反応を調整するための薬物療法が行われました。

「霍先生は、いつも私たちのために最善を尽くしてくださいました。その粘り強いサポートは、私たちにとって本当に大きな支えでした。」

Sさんは、霍医師が常に患者を尊重し、深い思いやりを持って接してくれたことを今でも覚えているといいます。不安な気持ちに寄り添いながら丁寧に話を聞いてくれたことで、少しずつ妊娠への希望を取り戻すことができました。

そして今回、赤ちゃんは無事にお母さんのお腹の中で育ち続けてくれました。

しかし、過去の流産経験による不安は、妊娠中も消えることはありませんでした。少しでも体調に変化があると、赤ちゃんが無事かどうかを確認するため病院へ足を運んでいたそうです。

やがて第一子となるTくんが元気に誕生したとき、ようやく心の重荷が下ろされたといいます。

生まれたばかりの我が子を抱きながら、Sさんは深い感謝とともに、信じられないほどの幸せを感じていました。

「本当に母親になれたんだ。」

その思いが胸いっぱいに広がったそうです。

そして翌年、第二子を希望したSさんは再び霍医師のもとを訪れました。医師による継続的な評価とサポートのもと、再び妊娠に成功。現在は家族に新たな命を迎える日を心待ちにしています。

これまでの道のりを振り返り、Sさんは茂盛病院の医療チームへ感謝の言葉を寄せてくださいました。

「反復流産、免疫検査、その後の治療、そして妊娠中のフォローアップ——決して平坦な道ではありませんでした。それでも、何度も失望を経験しながら、そのたびにもう一度前を向く勇気を持ち続けてきました。そして何より、最も苦しかった時期に寄り添い、ともに原因を探し、希望へ向かう道を示してくれた茂盛病院の存在に、心から感謝しています。」